事業継承について
私を産み育てたママに会ってきた。
年齢バラすと怒るから言わないけど、ビックリする。
多分、見た目より10歳はいく。笑
『仕事が生き甲斐』
『もうお店で最期を迎えられたら良い』
そんな風に言う。いきなり引越ししなくてはならなくなり、ここ1カ月。かなりハードな引越し準備だったろうに、凄い対応力だ。
大変な素ぶりは一つも見せない。
小さなお店で、これから考えないとならない事がこの事業継承。
段取り好きだからって早い事考えすぎ?
いやー。
10年先の事を今から想像していくのは、とても大事。
小さなお店は、自分に何かあれば、やめるしかない。
そんな風に考えているオーナーが多いかも。
寂しいですよね。
いきなり、私が倒れたら、店閉めるの。
明日からどうしよう…
そんな方がありがたいコトに増えているはず。
(どんだけの自信過剰?)
それが、今まで経営してきた責任って思う。
そう。自分がいなくても店が開くのが、責任を持つ経営だと最近思う。
自分がいないとならないなんて。
ナンセンス。
私はたまーにいれば良い。
たまーに話しに出れば良い。
そんな風に思う。
ずっと行きたいと思いながら行けていなかった川崎の洋食屋さん『ペッパー』
5月で店じまい。
食べてみたら、何とも懐かしい旨さ。
かなり長くやっていたかのご夫婦が、頑張っている。
あぁ。なぜこの味を継承してもらえなかったんだ。
どうにか、後継、弟子を取れなかったのだろうか…と、食べながら、飲みながら、カウンター内を眺め涙が込み上げるような気持ちに何度もなる。
料理を扱う仕込みの大変さも、想像でき、何を食べても優しく美味しい。
今更、来て感動してしまった私。もっともっと早く来ていれば良かった。
まだ、閉店まで数週間。
あと、まだ食べてみたいもの数種類。
幸せを味わいにうかがいたい。
ってなわけで。
これから先をしみじみ考えてしまう私がここにいます。
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